リウマチ内科
10月21日(月)より、リウマチ専門医による診療を開始いたします。
専門医師による診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
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9:00~13:00 |
〇 | - | - | - | - | - | - |
14:30~17:30 | - | - | - | - | - | - | - |
【最終受付時間】初診の方・・・12:00 / 再診の方・・・12:30
※上記時間以外もリウマチ科の診療は受け付けております。
リウマチ性疾患とは
リウマチ性疾患とは、全身の運動器や内臓器官に炎症や変性が起こる病気の総称です。
関節リウマチが有名ですが、その他にリウマチ性多発筋痛症や全身性エリテマトーデス(SLE)・シェーグレン症候群・皮膚筋炎など代表的なリウマチ性疾患です。
いずれの疾患も関節リウマチに類似した症状が生じることがあり、免疫の異常が関与しているとされています。
関節リウマチとは
関節リウマチとは、手や足の関節の炎症で、軟骨や骨が破壊され関節が変形する疾患です。
こわばり・関節の疼痛や腫れ・全身倦怠感(だるさや疲れやすさ)などの症状があります。
関節破壊は発病早期から始まり進行していきます。
現在、関節リウマチの患者さんは約70万人、男女比は1対4といわれています。
原因はホルモンの影響や遺伝子が影響などいわれていますが、現在も発症の原因はわかっていません。
関節リウマチの症状
- 朝起きた時、指などがこわばる
- 関節の痛み(同時に3か所以上の関節炎が起こります)
- 指の関節が腫れる
- 骨の変形と破壊
- ペットボトルが開けづらい、はさみが使いづらい など…
関節リウマチは、関節だけの病気ではなく全身の病気ですので貧血症状や微熱・全身倦怠感の他に、合併症(間質性肺炎など)を生じることがあります。
関節リウマチの診断
少なくとも1つ以上の関節で、関節リウマチ以外の病気が原因ではない腫れを伴う炎症がみられ、「症状がある関節の数」「リウマトイド因子または抗CCP抗体」「CRPまたは赤沈値」「症状が続いている期間」の4項目についてのそれぞれの点数を合計し、6点以上であれば関節リウマチと診断します。
「リウマチの血液検査(血清リウマトイド因子)が陽性」というのは診断基準の一つを満たすのみであり、この結果だけで関節リウマチと診断することはできません。
関節リウマチの治療
治療は薬物療法が基本であり、抗リウマチ剤と非ステロイド性消炎剤を基本として、症例によってはステロイド剤・免疫抑制剤・生物学的製剤が用いられます。
補助療法として、ステロイド剤やヒアルロン酸製剤の関節内注射が行われることもあります。
また、リハビリテーション・理学療法も有効です。
当院の特徴
- 当院では、リウマチ内科、整形外科と連携し診療にあたります。
- 診察には、問診・診察・血液検査・レントゲンの他に、関節超音波検査(エコー)を用いて診断・治療を行います。
必要に応じてCTやMRIを用いた検査を行います。 - 生物学的製剤(注射製剤)、JAK阻害薬を使用した治療を行っています。
- 必要性に応じてリハビリテーションを行い、適度に体を動かすことでストレス軽減、筋緊張を緩め、関節の動きを改善します。
関節リウマチの活動性や全身状態を確認しながら、その方にあった内服薬や注射を選択し、痛みを改善し日常生活が問題なく送れる状態「寛解」を目指し治療します。
関節リウマチの治療は近年飛躍的に進歩し、日常生活に大きな支障なく過ごせるようになってきています。
早期発見、早期治療が重要です。
疑わしい症状があれば、是非ご相談ください。